ここ港町神戸にも早くから定着した特定外来生物です。天敵がおらず、他家との争いも無い新天地で、人工島を埋め尽くすまほどに繁殖し続けています。私たちamenicsは、そんな彼女たちと日々戦っています。
圧倒的な一直線の生へのエネルギー、ひとたび目にしたら行列の概念が変わります。
わずか数日で分布図が変化します。監視を続けなければなりません。
薬剤処理を施した場所でさえ、枝葉をブリッジとして乗り越えてきます。安直な防衛手段は簡単に無効化されました。これまでのアリ防除の常識をリセットし、再構築する必要がありました。
雨の日、行列は見えなくなります。雨のあと、戦況は一変、分布域が劇的に変わっています。雨は彼女たちに生命の活力を与えます。雨の日の彼女たちの行方を追わなければなりません。
目の前の相手は簡単に駆除できますが、いつやってくるかわからない相手に備えることは極めて困難でした。その地域での傾向や行動パターンを分析し、作戦を立てる必要があります。
本種がなぜこれほどまでに問題となるのか? それは、敷地外からの再侵入が止まらないからです。明日やってくるかもしれないフェンスの向こうにいる彼女たちと、どう向き合っていけばいいのか? 限られた条件のなかで、いかにして建物への侵入を防ぐか? そもそも、本種の防除を請け負って、ビジネスとして成立するのか?
回数や時期、範囲や方法などの仕様を固定した防除を続けても解決には至りません。彼女たちと対話しながら柔軟で自由な発想で向き合っていかなければゴールはありません。
amenicsは抵抗を続けています、ご相談ください